こんにちは、小太郎です。独学でプログラミング学習を始めるにあたって、プログラミング言語の次に悩むのが、どの教材を使うかですよね。この記事では、絶対失敗しない教材の選び方を詳しく解説します。
この記事は以下のような方におすすめです。
・効率よく学習できる教材が欲しい
・難しい教材で挫折しないか心配
Amazonで一番評価の良い教材を選べばいいんじゃないの?
それだけはやっちゃだめ!
絶対失敗します!
Amazonで一番評価の良い教材を選ぶのは、ぼくもやりましたが、ありがちな失敗例です。なぜだめなのか、どのように選べば良いのか、この記事を読めば全部わかるように、詳しく解説していきます。
この記事で分かることは以下のことです。
・なぜ一番評価の良い教材を選ぶと失敗するのか
・独学しやすい教材を選ぶ3つの基準
なお、プログラミング言語をまだ決められていない人は先に言語を決めましょう。独学しやすい言語の選び方は別の記事にまとめていますので、そちらを参考にしてください。
それでは本編に入りましょう。
初学者は何につまずくのか
まず、初学者は何につまずくのでしょうか?
プログラミングの難しさじゃないの?
それはよくある誤解です
実は、プログラミングの難しさでは、挫折はしません。というのもプログラミングの勉強自体は、わからないところは飛ばしていくのが正解だからです。ぼくも初めのプログラミングの本は5割分かったかどうかってくらいでした。
挫折するのは、アプリ開発の学習です。もっと具体的に言えば、アプリ開発時、エラーが出た時です。いくら頑張ってもエラーが解決できず、挫折することになります。アプリ開発においては、エラーを無視して次に進むことができないからです。
プログラミング学習?アプリ開発?
実際やってみるまでわからないことですが、プログラミング学習とアプリ開発は実は全然別物です。プログラミング学習の教材は、「やさしいKotlin入門」みたいなもので、言語の文法などの解説をしているものです。
こうしたプログラミング学習の教材は、100%理解しようとするものではなく、半分くらい雰囲気が分かったかなーぐらいで読むのが正解ですので、お好きなものを選べば良いと思います。あまりここで時間を使わず、さっと終えてしまうのがポイントです。
一方アプリ開発の教材は、「作れば分かる!Androidプログラミング(Kotlin対応)」みたいなもので、実際にアプリ開発ソフトを使って開発をするための学習教材です。これはさっと読み飛ばすべきではないですし、そもそも読み飛ばすことができません。読み飛ばしたら開発の次の段階に進められないからです。
この記事では、この2つ目のアプリ開発の学習教材の選び方についての解説になります。
なぜ一番評価の高い教材を選んではいけないのか
一言で言えば、エラーが出やすいから、です。
評価が高いのにエラーが出やすいの?
評価の高さとエラーの出やすさは別物です
これを理解するには、アプリ開発ソフトとプログラミング言語のアップデート事情を知らなくてはいけません。
実は、アプリ開発ソフトやプログラミング言語は割と頻繁にアップデートがされています。その結果、ソフトの操作方法が変わったり、特定のコードが使えなくなったりといろいろなことが起こります。
つまり、古いバージョンを前提に書かれた教材では、今その通りにコードを書いてもエラーになってしまうということです。テキスト通りにやっているのに何故かエラーがしょっちゅう出るという事態に陥ります。
Amazonで一番評価の高い教材の出版は、1-2年程度前であることが多いです。レビューと評価がたまるのにそのくらいかかるからです。ということで、原理的に最新のバージョンではあり得ないということになります。
これが一番評価の高い教材を選ぶと絶対失敗する理由です。
実際ぼくもこれで失敗した経験があります
独学しやすい教材を選ぶ3つの基準
それでは、失敗をしない教材の選び方について解説します。
教材の選び方には、3つの基準があります。
1.出版の新しさ
2.評価の高さ
3.コードの省略量
それぞれ解説していきます。
出版の新しさ
これは、前に説明した通り、教材で扱っているソフトや言語のバージョンが非常に重要だからです。バージョンの確認がよくわからなければ、とにかく新しければ新しいほど良いと思っておけば間違いはありません。説明のわかりやすさより、扱っているバージョンが同じかどうかの方が重要ですので、ここだけは間違えないようにしましょう。
評価の高さ
評価はもちろん高ければ高い方がいいです。とはいえ出版の新しさが重要なのんで、新しいものの中で最も評価も良いものを選ぶといいということです。
コードの省略量
これも重要なポイントで、意外とコードが省略されて載っているテキストは多くあります。コード全文を載せると紙面をとるのは分かるのですが、これが初心者には大きな罠になります。
アプリ開発におけるプログラミングには、最初の数行に書くお約束のコードみたいなものが結構あります。経験者からしたら当たり前のものですが、初心者としては、それがいつ必要で、いつ必要ないのか、当然わからないんです。なので、その辺が省略されたコードをそのまま写して、エラーになって、意味がわからないということがよくあります。
本当の初心者のうちはコードの省略が極力少ないものを選ぶべきです。Amazonレビューをみると、省略が多いテキストは大体その旨だれかが指摘しているので、よくレビューを確認するとわかります。気をつけましょう。
超具体的なAmazon検索方法
以上を踏まえ、超具体的な3ステップの検索方法を伝授します。
1.絞り込み検索で並べ替えを “最新商品”
2.上から評価の良いものを探す
3.レビューを見て、コードの省略が多くないか確認する
この3ステップで探せば、まず失敗はないです。1冊終えてしまえば何となく感覚が掴めるので、2冊目以降はどうとでもなります。
重要な1冊目の教材選びを失敗しないように気をつけてくださいね。
まとめ
初学者が挫折するのは、プログラミング学習ではなく、アプリ開発の学習の時です。
Amazonで一番評価の高い教材を選ぶと失敗するので気をつけましょう。理由は、出版が古く、ソフトや言語のバージョンが今と違うからです。
教材を選ぶ際は以下の3つの基準に気をつけると失敗しません。
1.出版の新しさ
2.評価の高さ
3.コードの省略量
つまり、具体的には以下の方法で検索をかけるといいです。
1.絞り込み検索で並べ替えを “最新商品”
2.上から評価の良いものを探す
3.レビューを見て、コードの省略が多くないか確認する
以上、失敗しない教材の選び方の解説でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
プログラミング独学では、1冊目で挫折しないことが何より大切です。この記事で解説した点に気をつけて、良い教材を選び、スムーズに学習が進むことを願っています。
では、また次の記事で。
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